自由診療について
ドライアイIPL治療
涙の成分のほとんどは水分でできていますが、水分が蒸発しないように涙の表面は薄い油の層でおおわれています。その油は、まぶたの中にあるマイボーム腺というところから分泌されますが、ドライアイ症状を訴える方の80%以上において、MGD(マイボーム腺機能不全)による油分不足が関係していると言われています。
MGDを改善するために、IPL(Intense Pulsed Light)という光を下眼瞼下部に照射します。2~4週間の間隔で、計4回を1クールとして治療を行います。

ドライアイIPL治療のリスク・副作用
- 施術前に、メイクや日焼け止めなどを完全に落としていただきます。
- 照射時は、輪ゴムでパチンとはじかれたような感覚があります。照射後は軽度の日焼けのような火照り感を感じる場合がありますが、数時間で治まります。冷却することにより軽減します。
- 皮膚の状態・皮膚の色により、軽い発赤や腫れが生じる場合があります。
- 照射部位に色素性病変(シミ)がある場合は、色が一時的に濃くなり、軽いかさぶたが形成される場合があります。その場合、かさぶたが剥がれ落ちるまでに5~10 日かかることがあります。皮膚を擦ったり、引っ掻いたりなどの刺激を与えないことが重要です。
- 照射部位に色が薄くなる(または消える)事を望まないホクロ(チャームポイントのホクロ)がある方は担当医にご相談ください。
- 治療後まれに、火傷や色素沈着などの副作用が生じる可能性があります。治療後に皮膚の異常がある場合は速やかに医師にご相談ください。
- 副作用のリスクを減らすために、治療後は十分に保湿し、必ず日焼け止めを塗ってください。
ドライアイIPL治療にかかる費用
| 施術 1回につき | 5,500円(税込) |
|---|
- 自由診療のため当日は施術(レーザーとマイボーム腺圧迫処置・診察)のみとなります。保険診療との併用はできません。点眼処方等は別日での取り扱いとなりますのでご注意ください。
小児の近視抑制治療
近視について
近視とは、外から入ってきた光が網膜の手前で焦点を結ぶ状態のことを指し、近くが見えて遠くが見えない状態です。眼球の長さと、角膜や水晶体の光を集める力のバランスが悪くなるために引き起こしてしまいます。一般的に近視が進むということは眼軸長が伸びることによって、ピントが合わなくなることをいいます。
近視は、発症する時期が早ければ早いほど進行しやすいと言われています。近視が進むと、緑内障や網膜剥離といった病気にかかりやすくなり、視力障害や最悪の場合であれば失明につながる恐れもあります。

リジュセアミニ点眼(低濃度アトロピン点眼)
世界的に最も広く行われている治療です。 アトロピン点眼は、毛様体筋の調節を麻痺させて、瞳を大きく広げる効果がある目薬で、小児の斜視や弱視の診断や治療に頻繁に使われているものです。 アトロピン点眼には近視進行を抑制する強力な効果があることが判っています。 しかし1%アトロピン点眼(通常の濃度)は、副作用として強い眩しさや近くを見たときのぼやけがあるため、長期に使用することは困難でした。 また治療を中断したあとに、リバウンドが生じて近視の進行が早くなることも大きな問題でした。
しかしシンガポールの研究で、100倍に濃度を希釈した0.01%アトロピン点眼であっても点眼を行わない場合に比べて屈折値で60%近い抑制効果があること、さらに点眼を中止した後もリバウンドが生じず、効果が持続することが示されました。しかも低濃度アトロピン点眼は濃度が低いため副作用がほとんどありません。 1日1回夜寝る前に点眼するだけでよく、手間もそれほどかかりません。しかし人によって効果が異なり、あまり反応しない子どももいます。また近視進行の本態である眼軸長の伸展抑制効果に関しては、屈折値ほどの十分な抑制効果が示されておりません。 現在、日本や海外で更なる研究が進められております。低濃度点眼の中でもより濃度の高い0.025%点眼の有効性や安全性も検討され販売開始され、2025年4月から国内での販売が認可されました。
リジュセアミニ点眼にかかる費用
| 検査・診察料 1回 | 2,000円(税込) |
|---|---|
| リジュセアミニ 0.025% 1本 | 3,800円(税込) |
処方後、1ヶ月後に受診して頂き、問題が無ければその後は3ヶ月毎の定期受診となります。
オルソケラトロジー
オルソケラトロジーは、カーブの弱いハードコンタクトレンズを睡眠時に装着して一時的に角膜の形状を平らにし、焦点を後方にずらすことで眼鏡やコンタクトなしで、良好な裸眼視力を得ようとする屈折矯正法です。 レンズを外しても一定時間はその形状が続くので、日中は裸眼で過ごすといったことが可能になります。しかし圧迫できる角膜の上皮には限界があるため、矯正量はガイドラインでは4ジオプトリーまでとなっております。 オルソケラトロジーは、近視の矯正が得られるだけでなく、眼軸の延長が抑制される(通常の眼鏡やコンタクトレンズ比で平均30~60%の抑制効果)ことが多くの研究により示されており、10年を超える有効性と安全性の報告もあることから、比較的信頼性の高い治療法と言えます。

レーシックと異なり手術を伴わないので心理的・身体的に負担が少なく、いつでも治療を中断することができます。 また夜間に大人の管理のもとで装用できることから、年齢の低い子どもで、確実な近視進行抑制効果を得たい場合に選択されることが多くあります。 欠点としては、自由診療のため、初期に費用がかさむこと、ハードコンタクトの装用に抵抗がある場合は、装用が困難なことがあげられます。 また使い捨てのレンズではなく角膜を圧迫することから、適切な処方や管理を怠ると角膜感染症など失明につながる重篤な合併症を起こすこともあります。 常に大人の管理の元で、ガイドラインを遵守して使用することとなっています。
オルソケラトロジーにかかる費用(両眼)
| 適応検査料 | 5,500円(税込) |
|---|---|
| 1週間お試し処方料 | 40,000円(税込) トライアルレンズ保証料も含まれますのでお試し期間終了後に継続を希望されない方には返金があります。 |
| 本処方料 | 100,000円(税込)処方後1か月までの診察費含む |
| 処方後定期診察料(概ね3か月毎) | 2,000円(税込) |
ICL(眼内コンタクトレンズ)治療
ICLとは:有水晶体眼内レンズ(眼内コンタクトレンズ)ICLTMとはSTAAR Surgical社が製造する医療器具です。屈折異常(近視・遠視・乱視)のある眼に手術をして挿入することで、屈折異常を矯正し裸眼視力の向上を図ります。本製品は日本国内において2002年より臨床試験を行い、2010年に厚生労働省の認可を受けました。現在ではより安全性が向上したHole ICL (ICL KS-AquaPORT)が2007年に開発され、世界75カ国以上で手術が行われています。

ICLの手術方法:手術は局所麻酔(通常は点眼麻酔のみ)で行い、痛みはほとんどありません。角膜の周辺部を約3mm切開し、ICLを折りたたんだ状態で眼内に挿入します。ICLを後房(虹彩と水晶体の間隙)に固定し、眼内を洗浄して終了します。必要に応じ、創口を縫合することがあります。片眼あたり5-10分程度の手術です。片眼の手術が終了し問題ないことを確認の上、もう片眼の手術を行います。

手術後の注意:手術後の細菌感染などの合併症を防ぐために、手術後1ヶ月程度目薬を点ける必要があります。医師・薬剤師の指示通り点眼してください。また、手術後3日間は洗顔・洗髪を行わず、目の周りを濡らさないようにご注意ください。
予測される合併症について
手術後、低確率ですが、白内障、レンズ交換・摘出・位置修正、眼圧上昇、角膜混濁/浮腫、網膜剥離等の合併症が生じる可能性があります。 白内障は、何らかの理由でレンズが水晶体に強く接触した場合などに起こりえます。白内障が軽微な場合には経過観察を行いますが、視力に大きな影響がある場合には水晶体を摘出する手術を行って、眼内レンズを挿入し視力を補正します。
レンズ摘出・交換は、挿入したレンズのサイズや度が合わない場合等に必要になること があります。また乱視用のICLは乱視の向きにあわせて眼内に挿入しますが、手術後に回 転してしまうことがあります。この場合にもレンズの向きを修正することがあります。 眼圧上昇、角膜混濁/浮腫は、手術の影響で一時的に生じるもので、多くの場合数日で 回復します。網膜剥離は眼の奥の光を感じる部分(網膜)が剥がれる病気であり、治療に は手術を必要とします。
その他、一般の手術に伴う以下の合併症が生じる場合があります(結膜下出血、前房出 血、瞳孔異常、虹彩炎、眼内炎、黄斑浮腫など)。万一このような術後合併症が発生した場合には、適切に対処をいたします。
ICLにかかる費用(両眼)
| 適応検査費 | 3,300円(税込) |
|---|---|
| 乱視矯正なし | 660,000円(税込) |
| 乱視矯正あり | 770,000円(税込) 両眼手術(片眼の場合半額となります) |
手術予約または術前検査時に注文レンズ料として400,000円(片眼200,000円)をお支払いいただき、手術当日に残金をお支払いいただきます(各種クレジット・バーコード決済等対応)(基本的にいかなる理由であっても返金には対応いたしません)。術後半年までの診察費と術後1か月間の点眼薬費用、合併症によるレンズ摘出、3年以内のレンズ交換費用※が含まれます。術後点眼剤の追加処方希望の場合には660円/1本(税込)を別途いただきます。
※医師が必要と判断した場合に限り、片眼につき1回まで無料。